工法紹介 -新しい盛土補強土壁工法-

盛土補強土壁工法とは?

壁面材と補強材及び盛土材からなる土留め構造物です。

盛土補強土壁工法とは?

FILL WALL工法とは?

盛土前面に設置した鉄筋コンクリート製の表面保護パネルと、盛土内に設置した補強板(支圧(しあつ)プレート摩擦(まさつ)プレート)とを、剛性の高いタイバーで緊結し、表面保護パネルと補強板に挟まれた盛土材料の拘束効果によって安定を保つ構造となっています。

FILL WALL工法とは?

FILL WALL工法の特徴

【大きな2つの特徴】

1. 支圧力&摩擦力

支従来工法では、引抜き抵抗力は支圧力、または摩擦力のどちらか一方でしたが、当工法では支圧プレートによる支圧力、および摩擦プレートによる摩擦力の両方を組み込むことにより、高い引抜き抵抗力を実現しました。

また、摩擦プレートにより表面保護パネルの壁面初期変位抑制効果が確保できます。

2. 工期短縮&コスト低減

従来工法では、補強材が表面保護パネル1枚につき複数本配置されていますが、当工法では表面保護パネル1枚に対して1本を標準としています。つまり、当工法は補強材数を減少することにより工期短縮・コスト低減を実現しました。

FILL WALL工法の特徴

表面保護パネル・周辺構造の特徴

  • 表面保護パネル:鉄筋コンクリート製
    ヨコ×タテ=1,800mm×1,200mm(2.16m2) 鉄筋D16@100mmタテヨコ共
  • 表面保護パネルは、縦方向の千鳥配置。
  • パネル上下の連結は、縦ジベル筋による。
  • パネル左右の連結は、横ジベルプレートによる。
  • 縦目地から排水する。

表面保護パネル・周辺構造の特徴

支圧プレートの特徴

  • ダクタル(超高強度繊維補強コンクリート)製:180N/mm2
  • 高耐久性確保(耐透水性・耐透気性)
  • □300mm・最大厚50mm, □400mm・最大厚60mmの2種類である。
  • 軽量であり、人力で配置可能。

摩擦プレートの特徴

  • ダクタル(超高強度繊維補強コンクリート)製:180N/mm2
  • 高耐久性確保(耐透水性・耐透気性)
  • 大きさ:450mm×600mm×厚さ15mm
  • リブ付き構造で、摩擦力UP。リブ高さ10mm
  • 軽量であり、人力で配置可能。